指標の定義を一箇所に置くということ
「今月の売上はいくらか」という問いに、営業部門と経理部門が別の数字を出す。どちらも間違っていない。返品をいつ差し引くか、契約日と検収日のどちらを計上日とするか、前提が違…
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「今月の売上はいくらか」という問いに、営業部門と経理部門が別の数字を出す。どちらも間違っていない。返品をいつ差し引くか、契約日と検収日のどちらを計上日とするか、前提が違…
分析基盤の応答は速くなった。ダッシュボードは数秒で描画される。それでも「この数字を見てから、実際に何かが変わるまで」の時間は、多くの組織で数週間のままである。遅延は計算…
ダッシュボードが使われなくなる理由を利用者に尋ねると、画面の設計ではなく数字への不信が挙がることが多い。同じ問いを別の部署にすれば違う数字が返ってくる。そのことを一度で…
自社データセンターへ処理を戻したという事例が報じられるたびに、「クラウド回帰」という語が使われる。語が流通していることと、現象が全体の潮流であることは別である。公開され…
変革の進捗を測る指標は、経営会議に持ち込まれた瞬間に別の性質を帯びる。それは観測の道具であることをやめ、達成すべき目標になる。この転換は避けがたく、そして避けがたいがゆ…
基幹システムの刷新は、切り替え当日に成功か失敗かが決まるように見える。実際には、その日は測定を開始する日にすぎない。旧環境の指標を新環境が下回るまでには、しばしば年単位…
内部の関数呼び出しは、呼び出す側と呼ばれる側が同時に更新される。API 越しの呼び出しは、そうではない。この一点の違いが、設計上のほぼすべての制約を生む。 境界が固定さ…
社内向けの開発基盤に専任チームを置く組織は、この数年で目に見えて増えた。増えたのは事実として観測できる。その基盤が何を削減したのかを数字で示せる組織がどれだけあるかは、…
あるアプリケーションが依存しているライブラリの一覧を出せるかと問われて、即答できる組織は多くない。直接の依存はわかる。問題は、その依存が依存しているものであり、さらにそ…
学習の費用は一度きりだが、推論の費用は使われるたびに発生する。この非対称性は当初から指摘されていたものの、モデルの規模が話題の中心にあったあいだは背景に退いていた。運用…
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